組織の立ち上げに伴う文化形成に気をつけろ①
組織の立ち上げを行うととにかくルールが決まっていない事が多く、コンサルはルール決めに奔走されます。
人によって何をエスカレーションして、何を自己解決で踏ん張るかの基準が異なったり、台帳に記録すべきデータの入力制度なんかも異なります。
特に今までバックグラウンドが違う人が集まって新しい組織を作ると(新しい組織なのでバックグラウンドが違う人が集まる事の方が圧倒的に多い)同じ業務をしても結果は変わって来ます。
自分が当たり前だと思う事がそうではないのです。
例えば運用に携わる人であれば、作業手順にない作業は行わないというのは、経験がある人であればそりゃそうだとなります。
しかし、良かれと思って前の人が消し忘れたゴミデータを消そうとして大事なデータを消してしまったら、責任を問われてしまいます。
なぜなぜ分析で掘り下げていくと、プロセスやルールの話ももちろん出ますが、人の意識の領域まで踏み込んできます。
何に基づいて意志決定をしたのか。もちろんルールなどは必要ですが、気をつけなければいけないのは仮にルールがあってもそれを守るという文化がなければルールは機能しません。
では文化とはどの様に作られていくのか。
次回は文化形成のポイントについて述べてみたいと思います。