官公庁案件における調達仕様書の解釈のせめぎ合い
官公庁の案件では調達仕様書という民間でいうRFPがバイブルとなって、その解釈によって利害の不一致が発生します。
曖昧さの残る表現となるので、官公庁としてはなるべく多くの要求を通したいですし、実施業者としては、範囲をコントロールしなくては、キャッシュアウトしてしまいます。
民間と比べてより、文書遊びととも取れる論理の攻防が繰り広げられます。
論理の攻防においては、己の主張を押し通す一貫性が重要となります。言い切れるかどうかとも言えます。
論理のほつれがあれば、そこにつけ込まれて交渉は苦しくなります。
プロジェクトが大きくなればなるほど、現場とマネジメント側でガバナンスを確保する事が難しくなり、現場で起きている事を抑える事が難しくなります。
そう言った中で、現場で起きている情報を精度高く抑えて、自社の論理展開に一貫性を持たせるか。
官公庁案件では非常に重要になるので、これから取り組んでいきたいと思われる方は気をつけてみてください。