コンサル的思考実験と読書メモブログ

ITコンサルタントが身を持って学んだこと、フレームワークの使い方、書評などを挙げていきます。IT企業や企業内IT部門の管理者やリーダ層の方、ITコンサルタントを目指す方に参考になる情報発信できればと思います。

コンサルタントとして求められるとスキル

最近は子育てに翻弄しつつ日々幸せな日々を送らせてもらっています。

 

日々成長を遂げる我が子が愛おしく、この子の為に親として何ができるだろうと考えたりします。

 

なんでコンサルタントのスキルの話で子育ての話からから始まっているのか。この書籍を読んでる時に気づきがありました。

 

世界標準の子育て

世界標準の子育て

 

本書の中で述べられている部分で日本の教育と欧米の教育の違いについて述べられている部分があります。

 

日本型教育では数値で評価できる知識や技術、ハードスキルを伸ばす教育、欧米は考え方、論理的思考力、分析力、批判的思考力、問題発見力、問題解決力と言ったソフトスキルを伸ばす教育であり、世界の学校教育はソフトスキルの教育に移行しつつあると。

 

この考え方にコンサルタントとして部下を持つ身として非常に共感するところが多かったです。

 

私の専門領域はITサービスマネジメント、いわゆるITILと言ったフレームワークを軸にしたITサービスの運営の領域のコンサルティングとなります。ここで必要となるのはITILというフレームワークの知識はたしかに必要となります。

 

これらは知識として必要なものだと考えますが、ではITILの資格を取り上位資格であるITIL/expertを持っていれば優れたITサービスマネジメント領域のコンサルタント言えるのかといえば答えはノーです。

 

優れたコンサルタントたる人材は、仮に専門知識を有していない領域においても問題解決です。それは前述したソフトスキルが高いからであると考えます。

 

現状を分析して、問題を発見しロジカルに解決策を考える。コミュニケーションを駆使して問題解決を図るというのは、紛れもなく前述したソフトスキルによるものだと考えます。

 

現状をアセスメントして、対策を検討する仕事にしても、一定の型をハードスキルとして教えることはできますが、ある企業でうまく機能した方法論がそのまま他の企業に適用できることはなかなかないと考えます。その企業にあった解決策を設計することができるかどうかなよってコンサルタントとしての能力の真価が問われるのです。

 

今後も子育てからインスピレーションを受けた部分を述べていければと思います。