ITIL活用の実態
こんにちはatomです。
今日は私の主要コンサル領域のITILについてお話します。
私はITILの中位資格のintermidiateを4つ取得してもう直ぐ上位のExpartまでもう少しってところです。
エントリー資格のITILファンデーションの講師などもやったりしてます。
ITILは、ITサービスマネジメントのベストプラクティスで、IT業界では、運用寄りの方々の中では標準的な資格になって来てます。
講師をやってる身としては、ITILは運用の人だけなくITに関わる人は言葉の使い方としてもお作法として所得するべきだと思っていますが。
もともとITILとは5冊の書籍からなるITサービスの運営におけるやっぱ方がいいとか、こんな事に考慮すべきだよという点の事例の集まりのようなものです。
正直一回読んで分かるものだはなく、同様にプロジェクト管理の知識体系のPMBOKの方がわかりやすいと思います。
現場の実態としても、ITILツールを使ってはいるが、ITILを理解してる人というのはかなり少ないと感じる状況です。
また、活用状況としてもITILツールがフォローしている領域が主で、イベント管理、インシデント管理、問題管理、変更管理、リリース管理、構成管理、要求実現(リクエスト管理)くらいがほとんどです。
ITILの本質的なメッセージは、ビジネスとITの整合を図ることで、サービスストラテジ、サービスデザイン、サービストランジション、サービスオペレーション、継続的サービス改善とITサービスのライフサイクルをどうマネジメントしていくかするかというものです。
しかしながら、実態はトランジションとオペレーションぐらいの活用状況。。。
実にもったいない!
恐らくはITILの中位資格以上があまり普及しておらず、マネジメント層に十分理解されてない事もあるのかなと思います。
あとはITIL=運用のフレームワークという誤解もある気がします。
次回はITILをビジネスに活用する例を挙げていこうと思います。
では、皆さん良い祝日を。