IT部門長なら読んでおくべき一冊〜ITコストマネジメント〜
今回はコストマネジメントの話です。
どんな企業でも取り組んでいますが、うまく取り組めていると感じている企業は少ないのではないでしょうか。
部門長クラスの業務として定着していますが、業務の中で覚えたという方がほとんどで専門知識を学ばれていると感じる事は正直ないと感じるのが実態です。
最近多く出るテーマとして費用配賦についてです。
売上を上げる組織ではないので、事業体から費用を配賦する事でIT部門における予算を組んでいきますが、どの様に考えていいかわからず助けて欲しいと言った悩みにのったりします。
また、何をIT部門が管理すべきIT資産とするかという点も曖昧になるケースが多いと思います。
事業部門が契約しているクラウドサービスはIT資産となるのか。電話機などは総務管轄なのかなど線引きができず、結果として全社のIT資産を特定ができずITコストの可視化ができていないといった状況があります。
少し古い書籍ですが、IT資産の管理対象の考え方を学ぶ上で役に立った資料を紹介します。
- 作者: 東山尚,日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)
- 出版社/メーカー: エヌティティ出版
- 発売日: 2008/11/17
- メディア: 単行本
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何をIT資産とすべきかという点や企業の成熟度に合わせてコストマネジメント実施レベルが記載されているため、その辺も参考になりました。
興味ある方はご一読いただければと思います。