ITILにおける4つのP〜結構使えるフレーム〜
おはようございますatomです。
今回はITILで語られる4つのPについてです。
ITサービスマネジメントを成功に導くために考慮すべき4つの観点といえるものです。
Peaple(人)
Process(プロセス)
Products(ツール)
Partner(パートナー)
これらが大事だよとITILでは語っています。
似たようなフレームにBSC(バランススコアカード)などもあります。こちらはより上流すなわち戦略評価などに使ったりします。
話を戻して4つのPはどういったときに使うのか、大きくは2つのあるかなと。
1つはサービスデザインの段階、つまり設計段階です。もう一つは評価の段階です。
先に評価の段階での使い方としては、アセスメントの軸として使います。
前回プロセスの話をしましたが、プロセスが良くても人の問題でうまくいかないことなんかが良くあります。
物凄く綿密にインシデント管理を設計して、ツールもハイスペックなものを導入したけど、登録がされずにホコリをかぶっています。
非常に残念です。
社内のプロセスは、うまく回っていても委託先の動きが見えず、ブラックボックス化して、高い費用を払い続けるほかない。
これまた残念です。
4つの軸で評価する事で、次のアクションを特定しやすくなります。
同様に4つの軸を網羅的に設計段階で考える事で成果が出やすくなると思います。
特に自社内だけで、現状分析する場合、問題の乱れ打ちで大小入り乱れた観点の違う問題が洗い出されます。
個別に問題解決を図るよりも、4つのPの軸に分けてみると、自社の弱みが全体像としてどこにあるかも把握しやすくなると思います。
みんなで問題を洗い出した後に分類する時にちょっと試してみてはどうでしょうか。