コンサル的思考実験と読書メモブログ

ITコンサルタントが身を持って学んだこと、フレームワークの使い方、書評などを挙げていきます。IT企業や企業内IT部門の管理者やリーダ層の方、ITコンサルタントを目指す方に参考になる情報発信できればと思います。

IT部門における人材の実態〜中堅リーダー編〜

こんばんは。atomです。

 

今日は現場のリーダークラスの人材についてです。

 

人材像として、現場業務に精通してある領域について、エースもしくはエースだった人、経験年数が15年位を人材像を想定しています。

 

1番パワフルな層かなと思います。

 

よくコンサルティングを行う際は、私の場合は部門長とリーダークラスの方々と進める事が多いです。

 

それは部門長の方がリーダーの育成も見込んでの事かなと思います。

 

また、業務を把握する上で必須の存在と言えます。私的にはここの層のバランスが組織力に大きく繋がると考えてます。

 

それは、仮に優れた戦略があっても実行がともなわければ良くはならないからです。

 

では、どんな状況なのでしょうか。

 

まず1つの傾向としてあるのは、業務実施の延長線上にあるスキルは有して深掘りされていますが、業務視点になりがちで事業としての観点が不足してる面があります。

 

これは現場に責任を持っているので仕方ない反面もありますが、上長としては早く視野を広げて欲しいと思っているはずです。

 

自社の業務のばかりで、視点が内向きになるので、より外部と触れさせる事が必要です。我々の様にコンサルに指導させるのも1つの方法ですし、研究会への参加などあると思います。

 

コンサルとして中に入らせていただくと、問題を教えてくださいと聞くと、山の様に教えてくれますが、組織のありたい姿を教えてくださいというと止まってしまう事が多いです。

 

リーダークラスの方は人並み以上に責任感が強いがため、自分の守備範囲はなんとか責任を持って取り組んでいます。それ故、大きな目標を意識せずに働いてしまっているケースがあると感じます。

 

こんな事はないでしょうか。

 

下が上に上がるというよりも上の方が変わる事の方が多い。

 

これは、リーダークラスがその視点を持ててないという経営の1つの判断だと思います。

 

先ほどバランスという言葉を使いましたが、マネジメントの視点と現場の視点を表しています。

 

自らが人材像に当てはまり、現場向きすぎると感じる人がいたら、少しマネジメントを意識してみてはどうでしょうか。