前回問題解決には顧客思考と論理的思考が重要だというお話をしました。 顧客の思考を考えるにはどうしたら良いか。 顧客だったらどう考えるか。顧客の立場によっても推測が可能です。管理者ほど企業自体の目標に資することを求められます。一方で現場ほど企…
コンサルにおいて最も重要な能力は問題解決能力であると以前話をしましたが、どの様に向上させるのかについて考えていきたいと思います。 コンサルティングを行う際、全く同じ経験を使いまわせるケースというのはそんなに多くないです。 お客様から事例を求…
コンサルタントの成果は時として非常に定性的で、最終成果を報告する際の特に上級マネジメントへの説明をする際に数値で成果を示さないと成果に納得してもらえないという事態が発生します。 例えばルールを作る仕事。 標準化されました。属人化が解消する仕…
前回受注の秘訣として顧客が求めるコンサルの機能を理解する事、その機能をいかに際立たせるかという点をお話ししました。 では、どんな事を求められているのでしょうか。 いくつか挙げてみます。 ①専門知識 ②客観性 ③リソース ④ファシリテーション ③は労働…
最近嬉しい事が二つありました。 一つは大型の官公庁案件が取れた事、もう一つは2年近くコンサルしていた企業の役員に直接話がしたいと言われた事。 特に二つ目は、いつもはIT組織の部門長とお話をしていましたが、 成果を報告後直接役員から2人で話したいと…
あけましておめでとうございます。ブログを始めて初めての年越しとなりました。 今年も少しずつアップできればと思います。 新年早々の仕事は、企業を様々な観点で評価し現状を明らかにするアセスメントモデルを設計しています。 なるべく使いやすくて手軽な…
久しぶりにITIL についてです。 本当はブログのタイトルになってるくらいなのでもっと書いていきたいところですが、興味あることばかり書いてしまってるので、のんびりお付き合いいただければ幸いです。 要求実現とは、サービス要求(ユーザーからの作業の依…
今日は仕事に関係なくプライベートなお話です。 最近妻が建築士をしている関係で、漆喰塗りなど手伝った方にお呼ばれされて食事をしました。そのご夫婦は奥さんの方が野菜を扱う仕事をしているのですが、そこで興味深い話を聞きました。 そこで挙がったのは…
以前官公庁のトレンドとして運用に課題があると述べました。今回は問題点と意識すべきことについて触れていきたいと思います。 官公庁における問題点は長期間の入札案件の調達仕様の不足という点が挙がります。比較的大きな規模では3年から5年の委託となりま…
最近長くコンサルティングを実施していた企業が区切りを迎えようとしており、部門長の方に結果を報告するとともに将来こうなっていってほしいとの想いを述べる機会がありました。 その企業のIT部門の部門長は現場叩き上げで高い問題解決能力を持っているもの…
スキルを伸ばす、理解を深める上では人に教える事程理解力が上がる事はないと思います。 皆さんはラーニングピラミッドという考え方はご存知でしょうか。 学習効果アップの鍵「ラーニングピラミッド」とは? [学習・勉強法] All About ITILの講師をしている…
成長の仕方やその為の方法論は、個人ごとにある根底のマインドが大きく関わるのは言うまでもない事ですが、具体的にどんなマインドでどういった行動をしたら成果に繋がるのでしょうか。 今日はその辺についてお話ししていきます。 自分は元々仕事に対して劣…
今回はコストマネジメントの話です。 どんな企業でも取り組んでいますが、うまく取り組めていると感じている企業は少ないのではないでしょうか。 部門長クラスの業務として定着していますが、業務の中で覚えたという方がほとんどで専門知識を学ばれていると…
構成管理のプロセス設計の話を少ししましたが続いては、変更管理の話をしていきたいと思います。 変更管理とは、以下の様に定義されています。 「変更が素早く正確に、ITサービスのインパクトを最小限に抑えるために、定められたルールや手順を確実に行うプ…
以前デジタルトランスフォーメーションという書籍を紹介しましたが、同じくベイカレントコンサルティング社の著作となる以下の書籍を紹介します。 デジタル化を勝ち抜く新たなIT組織のつくり方 作者: ベイカレント・コンサルティング 出版社/メーカー: 日経B…
このところIT部門のコンサルに入っていて、事業部の支援機能を強化する為に、組織変更案を策定といったコンサルティングを実施しておりました。 組織変更の概要としては、多角的な事業を展開する企業のIT部門で少人数で日々の業務を回していたので、兼務が進…
コンサルタントをしていると周りに色んなタイプの人がいます。 フレームワーク至上主義コンサル →フレームワークを如何にうまく使うかを考えてる人。作成される資料は細かめ。 現場主義コンサル →現場に入り込み、絶大な信頼を得るが共感しすぎて自らも現場…
構成管理の管理対象が決まったら、構成アイテムを維持管理する活動、体制、評価指標などを設計しています。 構成管理の代表的な活動としては、棚卸しがあります。構成監査という言葉でITILでは定義されています。 実際の構成アイテムの実態と構成情報として…
最近ほぼ新人の若手がコンサルタントになるべく配属されてきます。 ちなみに自分は技術上がりで、セールスエンジニア、マネジメントなど経験してからコンサルになっています。 今なんとかやれているのは、そこで培ったもの+αがあるからだと思います。 そう思…
構成管理の管理対象を決めたら次に実施すべきは構成識別です。 構成識別とは、一言で言うのであれば管理粒度決めです。 なぜ粒度を決めるのかというと、アプリケーションモジュールを管理対象としたとしても、その一つ一つを管理すると数万モジュールになっ…
構成管理に取り組んでいきたい。 ITサービスマネジメントに取り組んでいる企業で、インシデント管理や要求実現、問題管理などを整備が済むと大体話に挙がるのが構成管理です。 これから少し構成管理のプロセス設計について話していこうと思います。 構成管理…
こんにちは。atomです。 平日はほぼ日刊ブログとなりつつあります。調子がいい時は日に2回くらい更新してます。 書くことが沢山あるというのは、自分が好きな仕事出来てるんだなと思います。 最近、天職の見つけ方という記事を見てふむふむと思いました。 ht…
おはようございます!atomです。 前々回に引き続きインシデント管理の体制の話です。 前回は、役割としていくつか挙げました。今回は、役割を担うチーム(機能)についてです。 機能という言葉に馴染みがない方もいると思いますが、ITILでは以下の様に定義さ…
こんにちは。atomです。 今日は働き方について話をしてみようと思います。 貴方の周りにこんな方はいませんか? とても真面目で一生懸命だけど、いつも仕事に追われて大変そう。能力が低いわけではないのに仕事がなかなか進まない。 私の周りにも、そして私…
こんばんは。atomです。 凄く今日は寒いですね^_^;ブルブルと震えながら帰宅途中にブログを書いています。 今回はインシデント管理の体制についてです。 体制を考える時にまずインシデント管理として以下の役割を作ります。 ①サービスマネージャー →プロセス…
こんにちは。atomです。 今回も引き続いてインシデント管理の話をしたいと思います。 インシデント管理のプロセス設計をする上で一番最初に実施するのがインシデントの定義です。 ITILの定義上インシデントとは、「ITサービスの計画外の停止、または品質の低…
おはようございますatomです。 ITIL活用とうたっておきながらITILネタが少ないので、ITIL活用について色々あげていこうと思います。 まずはインシデント分析です。 分析に用いる手法としては、パレート分析とクロス分析を好んで使います。 パレート分析は、…
こんばんは。atomです。 今回は作業の進め方についてです。 コンサルティングの提供方式にもよりますが、私は案件掛け持ちで実施するので、一つの事に集中しきれる状況には無いです。 物理的に工数か足りなくなるというよりも、色んな事を並行で考える為、脳…
こんにちは。atomです。 今回は、前々回にお話ししたDXについての続きです。 事業のデジタル化が進む、その担い手は事業部門である中でIT組織は何をするかというところが今日のテーマです。 テーマに入る前にデジタルトランスフォーメーションを学ぶ上でなか…
こんにちは!atomです。 土曜日は月一で勉強会をやっています。 コンサルタントは外に出る仕事なので、意図的に集まる時間作らないとなかなかナレッジの共有が難しかったりします。 今日は、コンサルタントを目指す方でもそうでない方でも気をつけるべき点に…